2008-01-19

北斎展を見てきた


江戸東京博物館でやっている特別展「北斎-ヨーロッパを魅了した江戸の絵師-」を見てきました。すごく良かったです!


私は日本美術がすごく好きで,前にもバークコレクション展や伊藤若冲展(記事1記事2)を見に行ったりしてました。
浮世絵師の中では歌川広重が一番好きです。構図も主題もかっこよすぎ。現在にも通じるセンスがあります。一番好きなのは「深川洲崎十万坪」という作品。見た瞬間電撃走りましたね~。

で北斎なんですが,すごい人だということは知ってたけど,そんなに興味は持っていませんでした。なので今回知ろうと思って見に行ってきました。

結論から言うと画狂老人かっこよすぎ。北斎は八十二歳になっても毎日絵を描いていたそうです(厄除けとして獅子の絵を)。正直,展示物の最初のほうはあまり面白くなかったんですが,最後の肉筆画のところが素晴らしい。「画狂老人八十二」とかサインしてあるんです。えー,この迫力の絵が八十二歳のときの絵!? って感じでしたよ。俺は書けるかなぁ,老人ホームでソースコードに「/* コード狂老人八十二 */」って。

俺はこういう展示を見るときは必ず会場で展示物一覧を貰ってそこにメモしながら見ます(あとで図録を鑑賞するとき用)。あ,カチカチなるボールペンとかは使っちゃダメらしい(怒られちった),ので鉛筆を使いましょう。
そこで二重丸が付いた作品は以下の3個です。

82番 鷹図団扇絵
もぉ超好き。広重の深川洲崎十万坪もそうだけど,日本美術の鷹の絵って大好きなんです。絵葉書も買いました。

56番 海女
海女の女性たちの仕事っぷりを描いた作品だけど不思議な味わいがあります。

210番 雪中鷲図
これが北斎が八十四歳のときの作品だっていうんだから参っちゃうよなぁ


他の絵も面白かったです。絵自体というよりも描かれている内容が,江戸時代の風俗が分かって純粋に面白かった。

会期は1月27日まで,江戸東京博物館は両国の国技館のすぐとなりです。おすすめですよー!



【写真】
江戸東京博物館はすげー建物,ガンダムに出てきそう。菊竹清訓という人が設計したらしい。階段も格好良い。

・会場で売られていた蒔絵シールをモレスキンのスケッチブックとスケジュール+ノートに貼ってみました。俺も画狂若者になろーかなー。
このシールは展示会場でしか買えないけど,5月に名古屋展示が終わった後に一般販売されるとのこと。



【参考リンク】
弐代目・青い日記帳  | 特別展「北斎」
こちらでこの展示を知りました。ありがとうございます!

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