2006-06-21

うちの会社とオープンソース

先週,社内で開催されたミーティングに参加してきました。テーマは「オープンソースにどう取り組むか」。


うちの会社は結構古い会社なので,オープンソースなんて無視してるのかと思ってたけど,ミーティングでは偉い人も含めてかなり熱く議論してました。「Web2.0」とか「ロングテール」とかの言葉がバシバシ交わされてて,なんだか興奮してしまいました。とりあえずうちの会社も捨てたもんじゃないなーと希望が持ててきました。

でもミーティングに参加しているほとんどの人が30代以上なのがダメだと思いました。20代は自分と一緒に参加した同期の友人だけだったかな。それともうひとつ,「オープンソースを扱える人材をどう育成するか」という議論で,「全社的なセンターを作って~」とトップダウンで考えてるようだったけど,これが古いですね。オープンソースをやる奴は放っておいてもやるから,会社としてやることはそういう奴を見つけてサポートすることではなかろうか? サポートというか「堂々とやっても良いよ」とアナウンスするだけでもOKだと思う。


自分もVisual Editorを改造したりしてるけど,こういう過程で得た知識をアウトプットしたい,という思いはあります。さらに言うと「俺はこんなことをやったんだぞ,すごいだろ!」ということが言いたい(なんかアホだけど)。要するに技術が分かっている人から認められたい。

ふつうの仕事だとスケジュール通りに仕様通りの機能を持ったシステムを作ればOKで100点なんだけど,オープンソースをやりたがる奴はそれとは違う評価軸が欲しい奴だと思う。だからオープンソース技術者を育成するには,その普通の仕事とは違う評価軸を作ってやれば良いんでないのかなー。あとそれを発表する場所を提供すること。


そんな感じでうちの会社もまだまだ面白いかもと思いました。近いうちにまた開催されるそうなので,また参加する予定です。




【参考リンク】
サルノオボエガキ: はてなグラフでバーンダウンチャート
このエントリで書いたけど『ウェブ進化論』を読んでたのは,このミーティングのためでした。こんな感じで,エクササイズリーディングを駆使しつつ予定通りに読み終えられたのでした。
deltamのウェブ進化論とdeltamのウェブ進化論BDC

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