最近のお仕事は提案や商品企画なので,今までの知識(Java,Eclipseプラグインとか)とは違う知識が必要になってきてます。そこでお勉強ということでICカードについて調べてみました。
ICカード - Wikipedia
まずICカードの規格だけど,代表的なのは次の三つです。
1. Type A
ISO/IECという団体で規格が策定されてます。ヨーロッパとかでは使われているみたい。日本ではマイナー。
2. Type B
こちらもISO/IECで規格策定。こちらは日本だと公共分野のICカードでよく使われています。住民基本台帳カードではこちらを採用。まだ実行されてないけど運転免許証をICカード化するって計画でもこれを採用する予定。ここのWikipedia解説を読めば分かるけど,住基カードではJavaカードとか結構アレゲなものが使われているみたいで,公共分野にしては面白い。
3. FeliCa
ソニーが策定した規格。標準化しようという計画だったらしいけど,なぜかType CにはならずにFeliCaのまま。日本だとおサイフケータイとかSuicaとか,一番普及していますね。
Type A,Bとの違いは通信スピード。プロトコルが高速通信に向くものらしく,Type Bでは0.7秒掛かる処理が0.1秒で出来るとか。だからSuicaで採用されたみたいですね,0.7秒も掛かってたら朝の混雑は捌けないってことで。
データのアクセス方法にも接触型,非接触型の2種類があります。最近はほとんど非接触型ですね。非接触型ICカードは,小さなチップとそこからカードの縁をぐるっと回っているアンテナから出来てます。Suicaに光をあててみると,反射して丸く浮き上がっている場所が見えるはずです。それが埋め込まれてるICチップ。読み取るときは,ICカードのリーダ/ライタが電磁誘導でアンテナに電気を発生させて,ICカードのプログラムを起動するという仕組み。
ここら辺のことを調べてみて分かったけど,ICカードというのは今までの磁気カードの発展というより,超小型で機能を切り詰めたPCと考えたほうが良さそう。ちゃんとOSもあるし,EdyやSuicaはその上に載ってるアプリです。
ICカードの未来についてちょっと妄想してみました。非接触型ICカードはそのうち身体に埋め込まれるようになるかもしれない。Edy機能とかを載せればおサイフニンゲンになれるし,本当に手ぶらで買い物できるから超便利。Suicaもインストールしとけば,手ぶらでどこでも行けるよ!
それだけじゃなくて医学デバイスを体内のICチップと繋いどけば,体調の情報を非接触で調べられたり,薬品の投与をコントロールできるようになるかも。そこまで行かなくても,血糖値とか血圧とかをリアルタイムで把握できたら結構人生が変わると思うんだけどなぁ。メンタルな不具合が実はフィジカルな原因から発生しているってことは良くあることだし。
とりとめが無くなってきたのでここらで終わります。ICカードみたいな古い技術も調べてみるとわりと面白かったよ,というお話しでした。マル。
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