米アマゾン、本をページ単位でばら売りへ: Wired News
米アマゾン・コム社は3日(米国時間)、書籍をページ単位、章単位で販売するサービス『アマゾン・ページズ』を発表した。本を買わなくても、必要な部分だ けインターネット上で読めるようにする。一方、本を購入後、追加料金を払えば、外出先でもネットで読める『アマゾン・アップグレード』も開始する。
Amazon日本で「なか見!検索」が始まってその便利さに驚いてたんですが、ついに本のページ売りがAmazon本家で始まりました。ほんとびっくり。
こ のニュースの大事なところは”ページ単位で買える”ってことじゃなくて、”ネット上で読める”ということだと思います。自分は技術書を買うことが多いけ ど、いちいち買ってると本棚がすぐにいっぱいになっちゃいます。たいていの技術書って分厚いし、そのすべてのページが必要だってことは少ないです。
『ア マゾン・ページス』と『なか見!検索』を組み合わせれば、ネット上に検索可能な自分用の本棚が持てますね。どこでも見れるし、必要なところをすぐに探し出 せる。さらにAmazonAPIを使えば、携帯でも見れるようになる(はず)。電子書籍サービスをやってる会社は危険なんじゃないでしょうか。
そ れともAppleがiTunesで本のページを買えるようにしてiPodでページを読む、なんてことが始まったりして。そのうち『iPod Book』がリリースされたりして。なんか『アマゾン・ページス』に は、”CDをアルバム単位から曲単位で買う”というiTunesがもたらした変化と同じようなものを感じます。本好きとしては、iPodで本棚のすべての本が持ち歩けたら最高です。でも、本当にiPodで本が読めるように なったら、ソニーのリブリエみたいのはいらなくなっちゃいますね。
Amazon.comっ て他のWeb系の会社と違ってメディアへの露出が少ないけど、かなりキてる会社ですね。『なか見!検索』などの技術力、『この本を買った人はこんな本も 買っています』機能に代表される顧客データの蓄積、さらにこんなサービスを実現させる出版社との交渉力。
ともかく、早く日本でもこのサービスを開始してほしいです。
【参考リンク】
ブクログ -WEB本棚サービス-
本棚.org
- Web本棚サービスを二つ。どちらも中身は読めません。
アマゾンとランダムハウス、グーグルへの対抗策発表--書籍の電子版を有料提供へ - CNET Japan
- アマゾン・ページスに関するほかのニュース。そういやGoogle Printってのもあったな。
- アマゾンのバックエンド。
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