Amazon.co.jp:スーパーサイズ・ミー: DVD
ダイエットの一環として見てみた。結論から言うと,もう怖くってハンバーガーなんか食えません。
『スーパーサイズ・ミー』では,監督(上でポテトくわえてる人)が「マクドナルドの食品を一ヶ月間食べ続けたらどうなるか?」ということを検証するため,身体を張ってチャレンジします。そのときのルールは三つ。
- 1.マクドナルドで販売されているものしか食べてはいけない(水も含む)
- 2.一日三食,残さず食べる
- 3.”スーパーサイズ”を薦められたら断ってはいけない
”スーパーサイズ”というのはS・M・Lのさらに上のサイズです。映画で出てきたけど,デカすぎです。コーラのカップなんか子供用のバケツみたいです。
最初は笑顔でハンバーガーを食べていた監督も,二日目にして早くも気持ち悪くなり胃の中がリバースしてました。監督,さすがにスーパーサイズは辛そうです。二日目を過ぎると何とか慣れたみたいで淡々と食べてきます。取材で各地を回りながら,アメリカ各地のマクドナルドを回っていきます。監督,テキサスのご当地バーガーに喜びます(あー,さすがに飽きてたのね)。しかしこのチャレンジは20日を越えたあたりからだんだんとシリアスになってきます。なんというか,壮絶です。最後にどうなったのかは見たときのお楽しみ。
それにしても,監督の彼女がベジタリアンなのは皮肉ですねー,明らかにこの企画は彼女への嫌がらせでしょ(w
ノリとしては電波少年みたいなんですが,監督のチャレンジの合間に,真面目にアメリカの食の問題に切り込んでます。そもそも,この企画が始まったのがアメリカの二人の少女が「自分が肥満になったのはファーストフード店のせい!」って訴えたという事件からです。この事実だけ知ると,「またアメリカで変な訴訟やってんな」って感じに流してしまいそうですが,この映画を見たあとだと簡単には片付けられない問題だということが分かりますね。
マクドナルド生活が始まって,実験台の監督は「マクドナルド中毒」のようになっちゃいます。一日中うつ状態で,ハンバーガーを食べたときだけ気分が明るくなるっていうような状態です。
映画の中でインタビューされている人が言っていましたが,「タバコ会社と喫煙者」の関係が「ファーストフード企業と太っている人」の間にもあるんじゃないかって考え方が出てきます。タバコ会社はきちんとタバコの害をアピールしているし一定の責任は果たしているけど,ファーストフード企業はそれをしていない。売ってるものに中毒性がある以上,これってアンフェアじゃないの? という意見です。アメリカでは肥満が原因の病気で死ぬ人が増えているようで,タバコと比較するのもそんなに的外れではないようです。
法律で規制しようにも,当然ファーストフード企業のためのロビィ団体があるわけで,なかなか上手くはいきません。そんな状況をぶち壊すために監督はこの映画を作ったんでしょう。実際,映画公開後にマクドナルドではスーパーサイズの販売を中止したそうです。映画ではハンバーガーを食べてるだけだったけど,なんか監督がカッコよく思えてきました。
こういうのを見ると日本でも同じことをやってくれないかなーって思いますね。まずはセブンイレブンの弁当か吉野家あたりで。前にコンビニ弁当ばっかり食べてたときに,大分太りましたからね。
この映画を見たあとだと食べ物に関しては気をつけるようになりますね。とりあえずダイエット効果ありだと思います。
【参考リンク】
日本マクドナルドホームページ - 栄養情報
マクドナルドの食品成分表。どうでも良いけどFlashは使わないでほしい。
外食、食品栄養成分分析マップ
各種外食産業の食品成分表ページのまとめ
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