2006-05-24

Grailsを使ってみた

Grails - Home

『ダ・ヴィンチ・コード』を見た → 映画のテーマは「聖杯探し」→ 聖杯=Holly Grail → Grails!,という連想から何だか使ってみたくなったのでインストールしてみました。あとドキュメントで例に出されてたGrailsアプリも作ってみた。

Grailsは,Groovyで作られたRuby on Railsクローンです。Javaがメインの自分にとってはRubyよりGroovyのほうが慣れているので,どーしたもんかなーっと思って試してみました。



【インストール】
    1. Grailsのダウンロード2. Grailsを解凍
      自分の場合はc:\grailsに解凍した

    3. 環境変数とパスの設定
      GRAILS_HOME: c:\grails
      PATH: %PATH%;c:\grails\bin

    4. コマンドラインからインストール
      $ grails
      いろいろとメッセージが表示されてインストール終了。



【Grailsアプリを作ってみる】
    Grails - Quick Start ここを参考に作ってみた。

    1. Grailsアプリ用のフォルダを作る
      $ mkdir c:\temp\TestGrails
      $ cd c:\temp\TestGrails

    2. Grailsアプリを作成する
      $ grails create-app
      アプリ名を聞かれるので"TestGrails"と入力しておく

    3. データソースを編集する(オプション)
      DBの接続情報を以下のファイルに追加する
       TestGrails/grails-app/conf/ApplicationDataSource.groovy
      デフォではイン・メモリのHSQLDBで使うので,ここでは何も書かないっす。
      注: 他のDBに接続する場合はドライバをTestGrails/libに入れとくこと。

    4. ドメインクラスを作る
      $ cd c:\temp\TestGrails
      $ grails create-domain-class
      ドメインクラス名を聞かれるので,ドキュメントどおり"Book"と入れておく
      ドメインクラスはTestGrails/grails-app/domain内に生成される。
      String型のプロパティとして,ドキュメントのようにauthorとtitleを書き足しておく。

    5. テストデータを設定する
      以下のファイルのinitクロージャでテストデータを設定する
        TestGrails/grails-app/conf/ApplicationBootStrap.groovy
      こんな感じでBookデータを作る
        new Book(author:"著者名", title:"題名").save()

    6. コントローラとビューを生成する
      $ grails generate-all

    7. Grailsアプリを起動する
      $ grails run-app
      ブラウザで以下のアドレスを表示する
       http://localhost:8080/TestGrails/book/list
      注: デフォルトでは8080ポートを使うけど,他のサービスがすでに使っていたらエラーになる。その場合は「管理ツール」の「サービス」でチェックして,ダメそうなのは停止させる。
      ちなみに他のポートで起動する場合はこんなふうにするそうな。
       grails -Dserver.port=9090 run-app



起動するとこんな感じの画面が表示されます。

grails-app


Ruby on Railsも前に試したことがあるけど,それとほぼ同じ操作で簡単にできました。最近Groovyばっかり触っているので,何か作ってみたいなーと思ってますが,インストールしただけで終わってしまいそうな気配がすでに濃厚。何か作らねば。

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