2005-09-28

チャーリーとチョコレート工場

☆☆☆ チャーリーとチョコレート工場 ☆☆☆

先週いっぱいは,かなり遅めの夏休みでした。
ということで前から見たかった『チャーリーとチョコレート工場』をLaizと見てきました。
自分はティム・バートンのファン,Laizはジョニー・デップのファンだったみたい。


結論から言うとすごく良かった。チョコレートみたいに甘くて濃い世界だけど,意外と現実的な面もあったりしてちょっぴりビター。ティム・バートン監督の独特の毒があって良かった。冒頭のチョコレート作成シーンがバートンっぽい。


子供たちが秘密のチョコレート工場に招待されて不思議な体験をするってのが基本的なストーリー。
チョコレート工場の主,天才チョコレート発明家ウォンカ氏をジョニー・デップが演じているんだけど,絶妙の演技。招待した子供たち以上に子供っぽくて気まぐれ。都合が悪いことを言われると「口の中でもごもご喋らないでくれるかな」(笑)
しかしジョニー・デップは色んな役をこなすなぁ。『シザーハンズ』,『スリーピーホロウ』,『ラスベガスをやっつけろ』とかバラバラな役をやってますね。


主人公のチャーリーは"誠実で優しくて家族思いだけど貧乏"っていう見事なサンプル。ありきたりだけど最近見かけないストレートな良い奴っぷりが逆に新鮮だったり。全世界のチョコレートに隠された5枚だけの金のチケットを手に入れた人がチョコレート工場に入れるって設定で,チャーリーは主人公だから結局手に入れるんだけど,そこに至るまでがなかなかヤキモキさせられます。チャーリーのジョーおじいちゃんはなかなか良いキャラです。


工場内のビジュアルは見事。従業員はウンパ・ルンパ族の小人たちがやっているけど,全部同じ顔。船を漕ぐシーンで同じ顔のおっさんたちがオールを動かしているのは,見ているだけで笑えてしまう。あとウンパ・ルンパの歌とダンスは必見。自分はバイオレットの歌が好き。


見終わった後は妙にチョコレートが食べたくなってしまいます。本当はウォンカチョコレートが食べたかったけど,コンビニのチョコレートで我慢。っていうかお菓子会社と提携して本当にウォンカチョコレートを販売してくれないかなぁ。"WONKA"ってロゴもレトロでカッコいいと思う。WONKAロゴのTシャツがあったら買ってしまいそう。


吹き替え版で見たけど,素直に楽しめました。良!
またなんか見に行くか>Laiz



【参考リンク】
玲 図 日 記■: ■ チャーリーとチョコレート工場を観賞
Laizの感想。
『あなたに似た人』ロアルド・ダール
この映画の原作を書いた小説家ロアルド・ダールの短編集。ファンタジーじゃなくてサスペンスチックなのだけど面白いです。
夢のチョコレート工場
『チャーリー~』はこの作品のリメイク。こっちも見たことあるけど,これはこれで面白い。
ファンタジー映画で振り返るドットコム・バブル : Hotwired
『チョコレート工場の秘密』とIT業界事情を絡めて書かれたコラム。

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