Eclipseの弱点としてGUI画面の作成機能が無い点が指摘されてきた。Visual Studioなど,他の統合開発環境ではマウスで部品を配置し,視覚的に画面を作成する機能が付属している。そのような機能の無いEclipseでは,画 面レイアウトをコードに直接記述する必要があった。このような画面開発手法は直感的に分かりにくく,GUI画面作成を困難なものとしていた。
The Eclipse Visual Editor Projectは そのような不満を解決する目的で始まったプロジェクトである。このプロジェクトは2003年11月にEclipseプロジェクトのサブプロジェクトとして 開始された。Visual EditorはEclipseプラグインとして動作し,マウス操作で直感的にGUI画面を作成することを可能にする。
Visual Editorの主な機能を次に挙げる。
- 画面レイアウトをマウス等で視覚的に作成できる。
- 画面レイアウトとソースコードをリアルタイムに同期する
- 画面要素のプロパティをVisual Basic風に設定できる
- AWT,Swing,SWTに対応する。
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いきなり論文口調で書いてみました。上の文章は仕事で書いたものをちょっと改変したものです。この「Visual Editor」というプラグインを拡張して開発ツールを作るってのを最近やってるんですが,一応調べたことをまとめるってことでブログに書いてみました。
あんまり「Visual Editor」の拡張方法に関する日本語の資料って無いみたいなので,これからちょこちょこ書いてみます。
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